テーマ 業界人とは違う視点から視たお墓の魅力を知ることにより、お墓とはなにか、墓巡礼とは何かを改めて考える。
講師は墓マイラーという言葉を世に生み出した
文芸研究科のカジポン・マルコ・残月さん
歴史上の偉人に感謝の言葉を伝えるため、四半世紀にわたって巡礼を敢行。
約1600人に墓参し、訪問国は五大陸51カ国に及ぶ。
今回の公演では大きなスクリーンにて様々な偉人のお墓をスライドショーで見ることができました。
そのスライドショーの枚数には驚き、カジポンさんにとってはほんの一部に過ぎないのでしょうが。
色々お墓の巡礼の際のエピソードも面白く、時間があっという間に過ぎました。
公演の合間の休憩も、もったいないらしく、色々スライドショーで見せてくれるくらいのお墓好きです。
カジポンさんのお話しで感銘を受けた言葉をいくつか
●歴史上の偉人と呼ばれる人物は教科書や本で見るだけでは、雲の上の存在のようで、実在していたのかと思ってしまう。
しかしお墓に実際に行き参ってみると、そこには確かに偉人と呼ばれる人たちはこの世に存在し、様々なことを成し遂げ、この地に眠っていることが五感を使い感じ取ることができる。
冠名を受けた、影響を受けた偉人にありがとうを伝えることができる。ということでした。
これに私もすごく感銘を受けました。たしかに偉人と呼ばれる方や歴史上の人物はそういう人がいたんだろうなくらいの感覚でしか考えられなかったです。
お墓にはその人たちの碑文なようなものもありますし、ましてやお骨が収まってると思うと、確かにこの世にいらっしゃたんだなと感じるはずです。
またカジポンさんがおっしゃってた言葉ですが、お墓にはその人のラストメッセージが込められているとのことでした。それは彫刻にせよ、お墓の形にせよ何かしら残っていますし感じるとることができるとのことでした。
これらのことは実は現代の私達のお墓としても当てはまることがとても多いです。
自分の父母・祖父母くらいまでは思い出にありますが、曾祖父母から上の方たちは歴史上の人物ではないですどもその人達についてはそういうご先祖がいたんだろうなで終わってしまうと思います。
本当はその人達が一人でもいなかったり、子供が出来る前に死んでしまっていたら今の自分は存在しないのにどこか普段考えないようになってきてると思います。
しかしご先祖様はたしかにその時代時代で一生懸命生き、今の私達に受け継いでくれているのです。
お墓にお参りし、名前が刻んでいたり、お骨が収められていると思うとそのご先祖様を感じることができますし、ありがとうございますも伝えれます。
これってすごく大雪なことだと思います。
このようなことを改めて考えさせてくれたカジポンさんにはお礼の気持ちでいっぱいです。
カジポンさんの公演のお話しや感想はまだあまだありますので、続きはまた次回投稿致します。
おまけ
実はわたしはカジポンさんとは初めてではなく、奈良への石造美術ツアーでご一緒させていただいたことがありました。↓↓その時のブログの記事
誇れるお墓をつくる【旭川・佐々木石材店ブログ】: 奈良の石造美術に触れて『佐々木寛太郎日記』
カジポンさんは本気でお墓を愛しています。目当てのお墓が目に入るやいなや走り出します。
偉人とソウルトーク中のカジポン・マルコ・残月さん
私も同じ場所で一枚。
とても純粋な方で、業界人お墓屋さんとは違った視点でお墓を考えており、当時もお話し聞かせて頂いてましたが大変参考になっております。
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