地方のお墓を都会に改葬することについての放送でした。
地方の過疎化も進む一方、お参りに行くのもなかなか大変だということから、都会の霊園にお墓を移す方が増えているそうです。
しかしさすが本州。さすが東京。そのお値段にビックリです。
ある人はお墓の改葬に300万円、もう一人は800万円かかっているとナレーションが流れました。
私もお墓の仕事を始めてまだ日も浅いですが、もしかしたら北海道はまだ恵まれているのかなと思いました。
先ほどの金額の大半が霊園の土地代かと思われます。
現に詳しくは聞いてないですが、旭川のお墓を撤去して東京の霊園に移す方は畳1枚分くらいで土地代が800万円とお聞きしました。
旭川や北海道の霊園の土地代金相場とはかなり違います。10分の1以下?
敷地面積も北海道のほうが広くて。
それに離壇料とは初めて聞きました。しかも放送されていたのは300万円。
そう考えると住宅の土地や全ての土地代もかなり違うので当たり前なんですけど、思わず考えて比較してしまいました。
それと思い切った現代を象徴したおもしろい霊園が特集されてました。
女性専用の霊園みたいです。公園のような霊園に。お墓も小さめでキレイな西洋風の墓石が多かったです。テレビでちょっとしか写らなかったですけど、現代の事情を反映した霊園みたいです。
話は戻りますが、実際お墓の移設、建て直しで多いのが親戚・家族間のトラブルが多いようです。
一人一人お墓に関する考え方も違うようだからです。
たぶんどちらも正しいのです。
また核家族も多い要因の一つであるようです。
こういったようなことがブロードキャスターで特集されていたというだけで、私個人の考え方としてお墓は故人と家族を繋ぐ大切なものだと信じています。
もちろんこれからの時代変化はしていくと思います。
ただお墓を通じて先祖を敬うという気持ちを日本人として忘れたくないです。
最近はニュースを見ると悲しいニュースが多いと思います。家族同士でもうまくコミュニケーションが取れていないのが原因だと言われています。
お盆にはお墓に子供を連れて、家族でお参りし、ご先祖のためにお墓掃除、その中でのお墓を受け継ぐ責任感やご先祖様を敬う気持ちなど、本当に大切なことを学べる一つのコミュニケーションになると思います。
全てがお墓に結びつくかといえばそうではないと思いますが、お盆のこの時期に今一度ご先祖のお墓についてお考えになるのもいいかと思います。
私どももお客様の一つ一つのご要望をお聞きし、お応えしていきたいと思います。